インタビュー

進路検討には研究室見学!

大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻
修士課程2年 東垣 達也
同志社大学 理工学部機能分子・生命科学科卒業 →
大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻修士課程入学

研究室見学での印象が決め手

もともと学部入試のときから阪大志望だったこともあり、大学院入試では実学に強い阪大に挑戦しようと思いました。阪大工学部に通っていた兄の背中を追いかける気持ちもあり、阪大は私にとって身近な存在だったことも阪大を選んだ理由の一つです。
応用化学専攻の入試情報は、インターネットや大学院進学説明会で収集しました。説明会で阪大を訪れたときには、もともと高分子の研究をやっていたこともあり、宇山研の研究室見学に参加しました。このときは、「研究室がデカい!」という驚きに加え、学外からの進学者に対して歓迎的というか、開かれている雰囲気がとても印象に残りました。この研究室見学が決め手となって、高分子材料を研究されている宇山研を志望しました。

学部の授業内容の違いもなんとかクリア

大学院入試の対策としては、先輩からいただいた過去問を中心に勉強を進めました。阪大と同志社では学部時代に学ぶ内容が全く違っていて、その対応が難しかったですね。私は応用化学専攻の先輩方から講義ノートを見せてもらって、なんとか勉強していました。

阪大生はこだわりが強い!?

学部時代は一研究室あたりの学生が多くて、タイミングが悪ければ実験器具を使えないこともありましたが、阪大は実験室も広くて、研究設備も充実しており、本当に来てよかったなと思っています。
阪大の学生は、こだわりが非常に強くて、自分の主張を譲らない人が多いです。先生が違うことを言っても、自分がやろうと思ったら押し通す。我が強い?(笑)。

留学生との交流が楽しい!

前にいた研究室には、留学生が一人もいなかったので、今の研究室の環境には驚いています。半分以上の学生が留学生ですから。この留学生たちと研究室で話して交流することが、私にはすごく楽しいですね。会話自体は、英語と日本語のミックスでなんとかしています(笑)。

就職後はいろいろな業務に挑みたい

修士課程終了後は株式会社ダイセルに就職します。セルロース関連を扱っているメーカーなので、そこに興味を持って選びました。研究職だけにこだわることなく、いろいろな仕事をやりたい気持ちが強いですね。会社に入ってみないとわからないですが、研究開発はもちろん、人事の仕事もやってみたいし、商品開発もやってみたい。

他の大学院の空気感を知ったうえで進路決定を!

学部生の人たちは、今いる研究室にいた方が楽そうなので、そのまま大学院に進もうと思っている人が多いはずです。でも、少しでも気になる大学院があれば、大学院進学説明会や研究室見学に行くだけでも、空気感を感じることができて参考になると思います。恐れずに足を運べば、新しい気付きがあるかもしれないし、今在籍している研究室の良さも再発見できるかもしれない。外部の大学院に行くことだけが、良い選択とは限りませんから。
ともかくいろいろな情報を集めるためにも、他大学に足を運ぶべきだと思います。

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