インタビュー

嗚呼、我が英語力よ・・・

大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻
安田研 博士後期課程2年 南 陽平 
留学先:カナダ アルバータ大学 (Prof. Eric Rivard)
留学期間:2018年6月1日?2018年8月31日

ゲルマニウムの縁でカナダへ

安田研では、新しい有機合成反応の開発に取り組んでおり、ゲルマニウムなどの典型金属で有機金属化合物をつくっています。新しいゲルマニウム化合物を用いる反応を開発して、複雑な化合物をつくっていこうとしています。
私が博士後期課程1年のときに応用化学専攻に講演に来られた、アルバータ大学のEric Rivard先生もゲルマニウムを使った研究をされていたので、いろいろとお話をお聞きして、そのつながりでアルバータ大学を留学先に選びました。

学生4人でルームシェア

エドモントンでは大学近くの1軒家の地下部分を、アルバータ大学の4人の学生でルームシェアして暮らしていました。ベッドルームだけ別で、共用設備(キッチン、浴室、トイレ)は共用。シェアメイトとは結構親しくなれましたし、地上の家に住んでいる大家さんにも結構仲良くしてもらっていました。
家賃は月額6万5千円ぐらいで、平均よりちょっと高めだったかもしれません。

カナディアンロッキーを背景に

熱いカナダ人学生の研究生活にふれる

留学前は、カナダの学生たちが研究室にいる時間は阪大に較べて短いだろうと思っていましたが、実際に行ってみると、研究室にいる時間が結構長かった。何人かの学生はすごくモチベーションが高くて、「バンバン論文を出して、教授になるんだ」という気持ちを公言して、熱心に実験や論文に取り組んでいましたね。私の想像以上に、タフな研究生活(朝9時?夜10時過ぎ)を送っている学生が多かったです。
そんな学生がいる一方、エドモントンの街は冬がとても寒くて氷で閉ざされてしまうので、夏の間は積極的に運動に取り組む人も多かった。研究室の一人の学生は毎日夕方にはスポーツの予定が詰まっていて、ソフトボール、バレーボールなどで、5時頃には帰ってました。

Rivard先生と南さん

ほとんどがカナダ人の研究室

Rivard先生の研究室はカナダ人が多かったですが、他の研究室はカナダ人がゼロで中国の方が多いとか、カナダ人とアジア人が半々とか、そんな環境でした。
設備面では、しっかり実験をやれるだけの研究設備は充分整っていました。私の場合、留学先で日本と実験内容が異なっていたので、初めて使う分析機器が多かったので、設備自体の良し悪しは判断できませんでした。

カナダの人たちは外国人に優しい!?

研究室の皆さんは、日本人に優しかったですね。というのも、私が行ったときに、すでに研究室に半年以上在籍している日本人の留学生がいたので、日本人の扱いがよくわかっていたみたいです。Rivard先生が日本好きというのも大きかったと思います。日本に住んでいたこともあったみたいで、日本人にわかり易い英語を話していただけたので、英語が非常に苦手な私でもなんとかコミュニケーションはとれたし、研究に関してはすごくやり易かった。
カナダは移民の国であることに加えて、数多くの人種がいる地域だったので、アジア人に対する、偏見とかは全く感じませんでした。いろんな人がすごく気さくに声をかけてくれて、とても暖かい印象を受けましたね。結構いろんなところで話しかけられました。

エドモントンのダウンタウン

カナダ人の学生と仲良くなりたかった・・

留学先では、10人近い日本人留学生やポスドクの方と親しくなれました。帰国してからも交流は続いており、留学先での出会いは貴重だと感じました。
その一方で、英語がもう少しできたら、カナダ人の学生とも仲良くなれるのにという思いがすごく大きくて、それが少し悲しかったですね。同じ研究室の人たちはすごく優しくていろいろ誘ってくれたりするんですが、なかなかもう一歩踏み込めずに仲良くなりきれないというか、言葉が出てこなくて残念な思いがありました。

研究の幅が広がった

留学でカナダの学生の研究生活を見て、研究に取り組む姿勢やタフさでは負けてないなという自信は持つことができました。そして、日本では馴染みのない分野の研究をやらせてもらって楽しかったし、自分の研究の幅が広がり、広い範囲の可能性を考えられるようになったと感じています。

もっと英語が上達したい

研究面以外では、もっと英語が上達したいと強く思うようになりました。留学先で、なかなか向こうの学生たちと仲良くなれなくて残念な思いもしましたし、今でもカナダで知り合った学生が連絡をくれるんですが、英語で返信するのがかなり大変なのです。もっとスムーズにコミュニケーションが取れたらうれしいのですが・・。

博士課程を修了したら、民間の化学系メーカーで研究者として働く予定です。できれば一つの新製品や新技術を、企画段階から商品化するまで関わっていけたらと思っています。

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