インタビュー

<学外出身 大学院生対談>
「炸裂!!阪大愛」

修士課程2年 竹本 拓馬
和歌山工業高等専門学校 専攻科エコシステム工学専攻卒業 → 大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻修士課程入学(菊地研)

修士課程2年 松木 星(あかり)
徳島大学理工学部理工学科卒業 → 大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻修士課程入学(菊地研)

左から竹本さん、松木さん

学外から阪大応用化学専攻を目指したきっかけは?

竹本■
私は和歌山高専で専攻科在学時に、どこの大学院に進むかでかなり悩んでいました。そのときに、阪大工学部に3年時編入していた高専の同級生から話を聞いたのが、阪大を強く意識するきっかけになりました。他の大学も、教授の先生にメールでお願いして見学させていただいたり、オープンキャンパスや説明会にも行きました。
やっぱり行ってみないとわからないことが多いですから。

松木■
阪大には高校生の頃から憧れていたのですが、大学入試では残念ながら入学が叶いませんでした。その後、大学院から入ることもできることを高校時代の恩師に教えていただいて、すぐ阪大大学院を目指すようになりました。徳島大学在学中は「大学院は阪大に行こう!」というモチベーションがあったので、けっこう熱心に勉強しましたね。
大学3年の夏にいろいろな研究室を調べて、菊地研を志望しようと決めました。

竹本■
私は化学と同様に生物学も好きです。なので、化学でつくったものを生物に応用するという菊地研の研究内容に非常に惹かれました。それが阪大の菊地研を目指した一番の決め手でした。実は他の大学にも興味があったのですが、よりレベルの高い環境で興味のあることを学びたい気持ちもあって、最終的には阪大を選びました。

松木■
私は大阪大学以外の大学は眼中にありませんでしたよ(笑)。
高校の友人が阪大工学部に通っていたので、大学1年の頃からほぼ毎月遊びに来ていて、吹田キャンパスにもよく出入りしていました。勝手にキャンパスを歩き回ったり、生協食堂でご飯を食べたりしていたので、「阪大愛」が年々大きく育っていきました。。 そんな先取り調査をしていたので、大学院から阪大に来ても大丈夫だろう!という変な自信もありました(笑)。

院試の準備は?

松木■
院試の準備は結構大変でした。
まず、基本的な情報を入手するために、学外向けの大学院進学説明会に参加しました。
そこで2、3年分の過去問は入手できるのですが、それだけでは少し不安でした。私の場合、その後も吹田キャンパスを訪れて、説明会で訪問した研究室に突撃して、先輩方に「過去問くれませんか?」と直接お願いしました。たまたま先輩が私の顔を覚えてくださっていたので、無事過去問をゲット!
ラッキーでした。

竹本■
私は高専時代の同級生を頼って、10年分ぐらいの過去問を入手しました。親切な解答までついていて、とても助かった記憶があります。それでも、高専の専攻科で学ぶ範囲外からも結構出題されるので、有機化学なんかは教科書を一から学び直した覚えがあります。それでもわからない部分は高専の先生方に教えていただいて、なんとか合格できました。

実際に入学して、阪大はどうですか?

竹本■
阪大生は賢くて冷たいというイメージを持っていました。
でも実際は、全然そんなことはなくて・・同級生も先輩も、優しくて親切な人ばかりです。みんなよく喋って、面白い人が多いですね。
あまり、勝手な妄想は膨らまさない方がいいと思いました。

松木■
私の場合、事前学習はもう済ませていたので、吹田キャンパスにはスッと溶け込めました(笑)・・。ただ、徳島大学と違って、国際色がめっちゃ豊か!いろいろな国の人たちが食堂でご飯を食べている風景は新鮮でした。生協食堂にハラルフード※があるのにもビックリ!

※イスラム教徒が食べることを許されている食材やそれらで作られた料理。

研究内容は?

竹本■
特定の環境で光る分子を開発し、疾患に関係するタンパク質の細胞内での動きを見ようとしています。ミセル状の細胞膜の内部が疎水性になっているので、膜を貫通しているタンパク質にくっついたときに光るような分子を設計して合成しています。合成がうまくいったら、次は実際の細胞で試すことになります。

松木■
私も蛍光性分子を使った研究をしています。私が見たいのは、DNAの遺伝情報をタンパク質に伝えるために重要な役割を果たすRNAのメチル化。最近、メチル化が進みすぎると癌や神経疾患に繋がるという報告がされて、結構注目を集めている現象です。メチル化を見ることで、癌や神経疾患の機構解明につながる情報が得られるかもしれません。
最初に着目した分子を合成するところまでは到達できており、今、評価しているところです。ただし、ちょこちょこ問題点も出てきているので、これから設計を変えて再度合成しようとしています。先輩の中にはM2の12月にやっと目的分子を合成できた方もいらっしゃるので、まだ根気よく頑張るつもりです。

進路や目標は?

竹本■
社会に出てからは、病気の人も健康な人も、あらゆる立場の人が快適に暮らせるための製品や素材を開発していきたいと思っています。例えば、薬を飲むことは普通の人にはツラくはないと思いますが、気管支喘息の方達にとってはとてもツラい作業のはずです。それを貼り薬に置き換えることで、QOLを向上させようとしている企業なんかに興味があります。

松木■
今は阪大で化学を学んでいるのですが、将来的には・・化学だけじゃなくて幅広く能力を高めていきたいです。わかり易く言えば「なんでもできる人」になりたい!そのベースが化学だと思っています。
新卒での就職がゴールではないと思っていますので、そこから多方面に道を拓いていけたらいいなと思っています。自分の殻をどんどん破っていきたいですね。

学外の大学生に一言

竹本■
高専と比べると研究設備はめっちゃ整っています!
この恵まれた研究環境のことは、ぜひ学外の学生には知って欲しいです。

松木■
本当に驚きですよ。徳島大学では予約制で共同利用していた装置が、阪大では各研究室に何気なくある!みたいな。
でも、研究環境だけじゃない。
学外から入学してきた私達に、若い先生が「君たち大歓迎や!!」って言ってくださったことが、私はすごく嬉しかった!
阪大の応用化学専攻は、学外からやる気を持って飛び込んでくる学生をすごく歓迎してくれる雰囲気なので、ぜひ挑戦してみてください。

竹本■
うんうん、確かに外部学生への「ウェルカム感」は凄い!!
阪大には明るい人柄の方が多くてとても過ごしやすいし、ガンバ大阪のホームスタジアムもすぐ近く。勇気を持って飛び込んでくる価値はありますよ。

大好きなガンバ大阪のホームスタジアムでご満悦の竹本さん
高校時代の友人とZoomで近況報告する松木さん
お二人が分析でよく利用する微生物病研究所にて

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