受賞・報道
“脱炭素”乱用を安田教授が斬る!
近年、地球温暖化の防止に向けて「二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させる」カーボンニュートラルへの取り組みが盛んになってきました。
それに伴い、様々なメディアでカーボンニュートラルに関する情報が発信され、「脱炭素」なる言葉も頻繁に耳にするようになってきています。
まるで「炭素」自体が悪者のような印象を受ける「脱炭素」乱用の現状に、多くの有機化学の研究者が違和感を覚えているようです。
このようなモヤモヤ感を払拭すべく、有機化学のエキスパートである我らが安田教授がエネルギー・資源学会誌「エネルギー・資源 Vol.43」で、「炭素」のスーパースターぶりを見事に解説しました。(拍手)
炭素愛に溢れる安田先生のエッセイをぜひご一読ください。
「“脱炭素”という言葉への違和感」エネルギー・資源 Vol.43, No.1, 70(2022)
http://www.chem.eng.osaka-u.ac.jp/~yasserver/Saloon_Yasuda.pdf
このエッセイを通じて、少しでも炭素に関する正しい知識が広まることを願います。
応用化学専攻の研究者は、研究・教育だけにとどまらず、化学に関する正確な情報発信にも努め、化学に関する正しい情報の普及や化学への理解の深化に貢献していきます。