漫才からフレンチスイーツまで・・ なんでもありかっ!?修論発表打ち上げ
多くの阪大工学部学生にとって、大学入学後に最も真面目に勉強することになる「大学院入試」を突破し、晴れて応用化学専攻の修士課程(博士前期課程)に入学してから早2年。
修士課程2年(以下、M2)の学生にとって、晴れの舞台である「修士論文発表会」が2月17日?19日に開催されました。2年間頑張ってきた研究の成果を応用化学専攻の全教員の前で発表する、まさに修士課程大学院生活のクライマックスです。
数十名もの化学のプロフェッショナルを前に、発表時間15分、ガチの討論7分をこなすプレッシャーは相当のもの。発表を無事終えた後の達成感と開放感は、経験してみないと、なかなかわかりません。

応用化学専攻では、そんな修論発表を終えたM2と全教員による謝恩会が、キャンパス内の食堂で盛大に開催されます。そして、謝恩会後は各研究室に戻って、他の学年の学生や教員たちと、再び盛大に「修士論文発表打ち上げ」が開催されるのです。
嗚呼、どこまでもお祭り好きな応用化学専攻。
各研究室での修論打ち上げの準備は主にM1学生の仕事。
打ち上げ前に茶谷研を訪ねてみると・・・
見事な手づくり「おでん」が完成しており、M2の皆さんを待ち構えている状態。

ふと書棚を見ると、何故かビニールシートがびっしりと・・・

これが、茶谷研名物の「◯ロよけシート」!!
あまりの開放感で、自ら痛飲するM2が後を絶たないため、仕方無しの自衛手段と聞きました。
修論発表って、それほどプレッシャーがかかる一大事なんですね。。。
でも、会社に入ってからは飲み過ぎには気をつけてね?♪?
謝恩会の後、頃合いを見計らって、まずは林研に突入します。

賑わってます!みんなゴキゲン状態です!
M2もD3も発表が終わった学生は開放感いっぱい?。

今日の目玉は、フランスからの招聘研究者として林研で研究をされているステファン・カンピデッリ教授が朝から時間をかけて手づくりされた「フランス風レモンロールケーキ」。
切り分けた後にレモンクリームをトロ~リとかけるのがポイントで、レモンの酸味がクセになる爽やかなお味でした?。

「流石お仏蘭西」と溜飲を下げ、グローバルな気分で南方研に向かいます。
なぜか扉を閉め切った研究前には、神妙な顔つきの学生さんが二人。。。
「もしやこの二人、南方先生に怒られて、外で立たされているのか・・??」。

よくよく聞いてみると、「漫才の出待ちです!」とのこと。
南方研では修論発表の打ち上げでM2が一芸を披露するのが伝統だとか。
「こんな写真じゃ記事にならないなぁ・・」と伝えると、いきなりポーズ!!

ちなみに、南方研の一芸大会が外界に公開されたのは今回が初めて。
漫才、手品、先生方のモノマネ。。。。などなど、非公開をいいことに、M2が伝説の荒業の数々をこれまで披露してきたそうです。(一部推測)



南方先生もごきげんのご様子。
いかにも大阪の大学らしい雰囲気の中、 「地域に生き世界に伸びる」大阪大学の理念を感じずにはおられません。

南方研から再度、茶谷研に向かいます。


皆さん、おでんを前に盛り上がっていますが、よく見るとホワイトボードにはM2の学生たちの見事な似顔絵が描かれています。


これは、後輩から先輩への親愛の想いを表した作品。
普段から仲が良さそうですね。
このあとも、深夜まで続いた修論打ち上げパーティ。
明日からは、提出期限まで続く修士論文の仕上げのあと、社会に出る人大学に残る人、各自が別々の道を進み始めます。
これからは応用化学専攻で磨いた能力を最大限に発揮して、世界を舞台に活躍されることを祈っています。
そして応用化学専攻の研究室やホームページも、たまには覗いてくださいね!!